【実践】実際に英語を話せるようになった5つのステップを公開

 

この記事はこんな方にオススメです

・これから英語の勉強をはじめようと思っている

・まずは何から勉強し始めたらよいか分からない

・読み書きではなく実際に話せるようになりたい

はじめに

今や日本人の多くが大学を卒業し、義務教育である程度の英単語を学んでいます。
センター試験のために多くの単語を暗記し、勉強をしてきました。
ところが、「単語は知っているのに話せない」という方も多いのではないでしょうか。

私も長年、そのような状況でしたが あるプロセスを試すことで実際に話せるようになりました。
今日は 実際に英語を話せるようになった5つのステップ について書いてみたいと思います。

 

実際に英語を話せるようになった5つのステップ

仕事柄、多くの英会話講師と話す機会がありました。
彼ら、彼女たちの指導法は様々で、特に外国人講師の場合には文法指導に重きを置くスタイルを持っている場合も多い。

けれど、たいていそのような場合には授業の受けては「難しい」「つまらない」として壁にぶち当たってしまうこともしばしば。
「楽しく英会話を習得したい」というモチベーションで英語の勉強をスタートした受講生にとって、文法ばかりにフォーカスした授業は退屈以外の何者でもない。

私個人も、退屈な授業よりも もっと実践的でワクワクするような授業を受けたい!と思うタイプなので そういった方々の気持ちは痛いほど分かります。

様々なラーニング・スタイルがある中で、英会話をより効果的に習得するために 私が最も有効だったと思うプロセスはこちら。

フレーズ > 

発音を覚える > 

シャドーイング > 

暗記する > 

使う (トライ&エラー) > 

新しいフレーズを仕入れる 

この5ステップでした。

それぞれのステップについて、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

1.フレーズを仕入れる

まずはフレーズを知ります。

テキストやフレーズ集、または講師や友人から教わるものなど様々あるかと思います。

とにかくまずは「分かりません=I don’t know 」や「仕事は何を?=What do you do?」などの一文で成り立つ表現(=フレーズ)を仕入れます。

ほかにもたとえば、フレーズの例はこちらの通り

Looks good. (おいしそう!)

How long does it take? (どのくらい時間がかかる?)

It doesn’t work. (こわれてるのかも。動かない)

Just in case (念のために)

などなど。

中でも、身近で簡単で覚えやすいものから選んでいくとよいと思います!

 

2.正しい発音を確認する

次に、各フレーズの「正しい発音」を確認します。

たとえば「I don’t know」の発音は「アイドントノー」ではなく「あいろんのぅ」に近くなります。

それぞれのフレーズの正しい発音を知っていなければ、暗記をしたところで使い物になりません。

相手に通じにくいですし、聞き取ることだってできません。

ノートにメモをするときには いわゆる日本語発音(アイドントノー)ではなく

英語の発音「あいろんのぅ」をカタカナにしたものをふっていきます。

私のノートは、この発音カナをしっかりと書き込んでいました。

読み方が分からないと後でノートを見返したときに困ったり、暗記できなくなってしまいます。

英語の発音を聴いても 正しい発音でのカタカナが分からない

または全然違うふうに聞こえてしまうなど、

耳に自信がない方は、バイリンガルの友人または講師など、周りの人に聞いて書いてもらうと良いかもしれません。

正しい発音で発音をして練習することによって 耳に自信がない方でも 耳が慣れてきます!

3.シャドーイング

それぞれのフレーズを、聴こえてきた音源を真似して 同じように発音します。

フレーズ文を目で追いながら、そして音源を聴きながら 後を追うように自分でも発音していきます。

これをシャドーイングといいます。

実は暗記をする過程で行うとっても大事なワークです。

各フレーズにつき、20回~30回はおこないます。

最初と2周目、2周目と3周目などの復習の間隔については、ドイツの心理学者エビングハウスの実験が参考になる。

下記の 3.「英単語の覚え方|効率的に覚えるための6つの学習習慣」を参照してほしい。

慣れてきた人は、例文を音読しながら意味と文の構造・文法を確認しながらだとより効果的です。

わからないところは辞書や文法書で確認したり、後で講師に確認してみるなどして、必ず意味を確認していました。

意味・発音・アクセントの位置を意識しながら行えば、シャドーイングは一層効果的なものになります。

4.暗記する

シャドーイングでフレーズに慣れてきたら音源なしで暗記の練習をしました。

トイレの中で・お風呂で・帰り道に・などに、

ひたすら、覚えたいフレーズをぶつぶつと繰り返します。

私はこの「ぶつぶつ つぶやく」が英語の上達に一番効果的でした!

「単語は覚えたので読んだり聴いたりすれば理解できる。でも話すときにその単語が出てこない。」という経験をしたことはありませんか?

フレーズを覚えたつもりでも、ぱっと外国人の人から英語で話しかけられたら

頭が真っ白になってしまいます。

よっぽど、そのフレーズを口になじませていないと、なかなか出てこないのは当然です。

私はこの「ぶつぶつつぶやく」というワークを、各フレーズにつき 20回くらいはつぶやいていました。

覚えたい単語が文中に登場する回数と学習成果の関係を調べた言語学者の研究があるそうなのですが

耳にする回数に比例して暗記できる効果が違うのだそうです。

当然といえば 当然なのですが、やはり回数を多くすればするほど 確実に暗記ができます。

また感情を入れて発すると、覚えやすくなりますので

気持ちをこめてフレーズを発してみるのもオススメです。

忙しい方は なかなか最初は出来ないかもしれませんが 「習慣化」をすることが大事ですので

トイレの壁にフレーズ一覧を貼っておく、寝る前に10フレーズ暗記するなどで

自分の生活の中で意識的に習慣付けてみると良いと思います!

5.使う (トライ&エラー) → 新しいフレーズを仕入れる

覚えたフレーズを実際に使ってみます。

ただでさえ 日本にいると英語を使える環境は多くありません。

ですから、意識的に「覚えたフレーズを使える場所」を探して チャンスを逃さないようにしていました。

外国人が多く訪れる観光地・カフェ・英会話のレッスン時間・友人との会話中など。

覚えたフレーズとマッチするシーンがあれば 思い切って使うのが良いと思います。

その際には シャドーイングで練習した「正しい発音のフレーズ」そのままを使うこと。

これをすることで、「日本語をいちいち組み立てて英語に変換する」ことなく、

より早いスピードで英語を発することができます。

いちいち日本語から英語に変換して英文を作るよりも よほど早く、そしてタイムリーに会話をつなげていくことができます。

 

このときに大事なのは これは あくまで 「トライ&エラー」ですので

失敗もつきものだということ。

通じなかったり、タイミングをはずしてしまったり、

ぺらぺらと返事されて返せなかったり・・・

上手くいかないことのほうが多いのは当たりまえ!という気持ちで取り組みます。

英語上級者も、英語を始めた頃にはたくさんの (トライ&エラー)を繰り返して学んでいます。

英語を習得するには、たくさん場数をふんで、より多くの失敗から学ぶことが必須の過程となります。。

実は私も この(トライ&エラー)から多くのことを学びました。

自分が間違って使ってしまったときや タイミングをはずしてしまったとき、

たいていの場合は

「それって〇〇っていう意味かい?」「ああ、〇〇のことだね」

と、訂正してくれたり 教えてくれる人がいます。

または、なかなか通じなかったなあと思えば 後で「なぜだろう」「どういえばよかったのだろう」と

一生懸命調べるきっかけにもなります。

そうして自分で調べて得た情報は確実に自分の知識となります。

私も振り返れば、テキストで学んだことよりも、(トライ&エラー)を通じて学んだことのほうが

はっきりと記憶に残っています。

行動を起こさず、何もしなければ 新しく学べることもありません。

エラーは気にせず、そこから分析して 新しいことを学んでみるのも良いかもしれません!

 

書いて覚える派の方には

私は「聴いて覚える」派なのですが 中には「書いて覚える」のが好きな方もいらっしゃるかもしれません。

ノートに何ページにも渡ってびっしりとフレーズを繰り返し書き込み、覚えることができたという人もいました。

「書いて覚える派」の人は、例文を1文黙読した後、その1文を一気に書き写していくのがオススメ。

どうしても覚えられない場合は、黙読ではなく音読するのもアリかもしれません。

このときに併せて「正しい発音」も確認してみましょう。

スペルに引きずられるので少し難しいかもしれませんが 必ず 正しい発音で読むようにすると効果的です。

書いて覚える方法は、スペルもきちんと覚えることができるので、書く作業で英語が必要な方や

試験対策のために英語を勉強している方には おすすめのトレーニングです。

ぜひ、試して頂ければと思います!

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