こんにちは、Mimiです!
先日、英会話を勉強している友人に
「英語を学ぶ上で、文法、リーディング、リスニング、ライティング・・・
どれが一番大事?」
と聞かれました。
基本的には、英語学習において優先して習得するべきスキルは
その人が なぜ英語を習得したいのか によって変わるかと思います。
たとえば
「医療の論文を読むために英語が必要だ」、とか、
「海外に友達を作りたいから英語を話したい」とか、
「会社で昇進するためにTOEICの点数が必要だ」とか、
それぞれの方にとって英語が必要な理由が異なると思うので、
その方が、何を目的に英語を身に付けたいかによると思います。
試験のための英語ではなく「会話を楽しみたい」ならば!
もし あなたが 試験のための英語ではなく「会話を楽しみたい」場合、
私の経験から言えば、
まず身に付けると良いのは【英語の発音】です。
もちろんフレーズがぱっと口から出てくる「フレーズ力」も同じくらい、大事だと思っていますが、
私自身は、
発音のコツを身に付けることで、
英語の習得スピードが一気に加速しました。
今回の記事では 私自身の過去の経験談から
なぜ 英語の発音にこだわるのか、その理由について書いてみたいと思います!
私が【英語の発音にこだわる】理由と自習の仕方
幼少時代に、唯一「大事だよ」と習ったのは「正しい発音の仕方」
私の親は英語スピーカーでした。英語は一切教えてくれなかったけれど、
小さい頃に1つだけ【これは大事だよ】と、教えてもらったことがあります。
それは アルファベットの「正しい」読み方。
ABCD・・・と読んでいくけれど 日本でのよくある発音の仕方とは違う。
Nは「エヌ」じゃなくて「エンヌッ」
Fは「エフ」じゃなくて「エ(ふ)」(息)
Vは「ブイ」じゃなくて「ヴィー」
子どもの頃は何度も直されて 面倒だなと思っていたんですが
大人になってから、あの練習は大事だったんだと分かりました。
THの発音ができないと話が通じなくなる
ある日、行きつけのバーで外国人を含めたパーティを開きました。
「俺はNOV●で8年英語を習ったから英語の腕前を見せてやるよ!」と言うバーのマスターもやってきて、
外国人のお客、ザックと話し始めました。
「君のアメリカの家はどのぐらいの広さなの?」「キッチンは?」「リビングルームは?」
などとザックの家の広さを聞き始めるマスター。
「ハウ・アバウト・バス?」(お風呂の広さは?)
と聞いた瞬間、ザックは「??」という顔で、「僕は、徒歩だよ。」
と答えました。
マスターとしては
「ハウ・アバウト・バス? (bath ?)」(お風呂はどう?」と聞くつもりが
「ハウ・アバウト・バス? (bus ?)」「バスはどう?」の発音になってしまい
「(交通機関の)バスは?」と聞かれたと思ったザックが混乱したようです。
話の流れは「アメリカの家の話」だったのに、
発音が違うだけで全く通じなくなるんだなと目の当たりにしました。
それからは英語の発音にも気をつけて学ぶようになりました。
小さい時に教わったアルファベットの読み方をもう一度練習し直して、
VとBの発音、
FとHの発音の違いにも気をつけました。
(お友達に「何のダンスをしているの?」と聞かれて、Fの発音で「フラ」と言ったら、
全然通じなくて後で、ああ、「Hulaね!」と言われてから 初めてFとHの違いにも気づきました)
私が気をつけている発音のポイント
I don’t know は「アイ・ドント・ノー」じゃない
皆さんご存知の英語フレーズ、”I don’t know”の発音 は
よく「アイ・ドント・ノー」と表記されますが
本当の発音は「あいろんのぅ」に近く聞こえます。
日本語発音にとらわれず、「聞こえたまま」を発音するようにしています。
例えば、What do you do? (お仕事は何しているの?)
という英語フレーズがあった時、よくある日本人英語の表記では、
「ワット・ドゥー・ユー・ドゥ」ですが
私は「わるゆ ドゥ?」と表記するようにしています。
スペル重視ではなく 発音重視で読み方を書くと
実際に使ったときに通じやすくなります。
ほかにも、「What kind of (どんな)」は「ワット・カインド・オブ」ではなく「わっかいんな」
といえば、びっくりするくらいスムーズに伝わりました!
(だまされたと思って是非やってみてください)
ちなみに、その発音でなれてしまえば 聞き取りも楽になります。
実際の会話のスピードは速いので「ワット・カインド・オブ」というふうには聞こえません。
「ワット・カインド・オブ」だと思っていたらなかなか聞き取れないですが、
「わっかいんな」と思っていたらそう言われたときに気づきます。
発音にこだわるメリット その1:英語の上達が早かった
正しい発音の仕方を教えてもらったおかげで 得したことが たくさんありました。
一番得したと感じることは英語の上達スピード。
正しい英語発音の仕方を知っていたことで、聞き取りがしやすい状態でした。
耳から覚えることができたおかげで、英語の上達が早くなりました。
限られた時間をいかに効率的に使うのかが、英語習得の速さを左右します。
少なくとも私はBluetoothのイヤホンを使って、
どこにいても、何をしていても時間を無駄にすることなく耳から英語を覚えることで、
人の何倍もの速さで英語を習得することができたのはラッキーでした!
例えば仕事の通勤中はもちろん、ルーティン作業をしている間、家事をしている間、
料理を作っている間、銀行の待ち時間の間、道を歩いている間、どんな時間も耳から学ぶことができます。
読み書き中心の勉強法だと、机を離れているときに勉強するのは難しいですが
耳から覚える勉強法であれば、いつだって他の作業と同時並行でやることができます。
発音にこだわるメリット その2:とくに、リスニングの上達が早かった
先ほどの項目と少し似ているのですが
現地の言葉を発音の仕方をそのまま習得しているので リスニング力が伸びました。
リスニング力が高いと、教科書だけではなく
海外ドラマ・映画・洋楽・インタビュー・コマーシャルなど
周りのものすべてが学びの機会になります。
英語の勉強は正直、長い年月がかかりますし、どれだけやったか、量に比例するところがあります。
忙しい社会人は ただでさえ時間がありませんから「効率化」がポイントになります。
耳から英語を学ぶことができれば 一日中何をしているときにでも
耳にBluetoothイヤホンをつけて 英語のラジオやコンテンツを流していることで
英語に触れ、新しい語彙を仕入れ、新しいフレーズを学ぶことができます。
これが「読み書きだけ」の勉強法であれば 「ながら勉強」というのが難しいのですが
耳から覚えることで 四六時中、英語学習ができました。
発音にこだわるメリット その3:頼られることで英語へのモチベーションになる
発音が良く聞き取りにも強かったため、
友達と旅行に出るときに自分が交渉役になることが多くて、喋るチャンスが多くなりました。
また、頼られることで「もっと英語を上達させよう」と 良いモチベーションにもなりました。
発音にこだわるメリット その4:自信を持って話ができた
発音に自信を持ったことで、臆することなく 外国の人に話しかけることができました。
おかげで、喋るチャンスが多くなり、英語を実践する機会も増えました!
ただでさえ、多くの方は日本にいると英語を話す環境がないので不利です。
「困っている外国観光客を見つけたら即座に助けてあげる」とか
「カレー屋でインド人店員を見かけたら、英語で御礼を言ってみる」とか
英語を使える機会を積極的に自分で見つけて
実践してみていただけたら嬉しいです。
発音にこだわるメリット その5:友達がたくさん出来た
臆することなく 話しかけることができたおかげで、
ブロークンイングリッシュにもかかわらず、現地の友達にもびっくりされるくらい友達が増えました。
友達ができると、新しいフレーズを教えてもらったり、
「もっと学ぼう!」というモチベーションにもつながるので
英語の上達速度も当然のように加速しました。
友達ができると英語でのコミュニケーションって本当に楽しいです!
私が実践した発音練習はこちら
知っている人に正しい発音をチェックしてもらう
私は、幼少時に親が発音の仕方を教えてくれたことと、
大人になって英語を学び始めたときにも
できるだけネイティブスピーカーや バイリンガルの人に
正しい発音の仕方を確認して覚えるようにしていました。
必要であれば、家で 鏡の前で 口の形や、舌の形も練習していました。
中学校などで日本語発音に慣れてしまった後では
クセを直すのはちょっと難しいですが 何度か練習することで クセも直すことができました。
洋楽から聞こえた発音をそのまま真似する
まずは好きな洋楽を使って おうちで「1人カラオケ」していました。
自分の好きな音楽をずっと聴いて、口ずさむ。
聞こえてきたものを、聞こえたまま、
同じように歌詞を追って発音することで より自然な発音ができるようになりました。
ちなみに、歌詞は日本語英語ともに事前にチェックしておきました。
これを、数ヶ月続けていくうちに、 耳が鍛えられて
自分の発音もキレイになりましたし、リスニング力も伸ばすことができました!
洋楽での練習もぜひオススメです!