水はウォーターじゃなかった ~日本人が英語を聞き取れない理由~

こんにちは、Mimiです!

前回の記事で「発音が大事」という話をしましたが

普段の自分の英語発音を気をつけることで、リスニング力もぐっとあがります。

今日はそんなお話について書いてみたいと思います。

 

なぜ英語が「聞き取れない」のか?

日本は世界的に見ても 大学への進学率が高く、

皆さん 学力は高い方ばかりです。

英語の単語も、受験のときに必死で暗記をするので ある程度なら読み書きできるよという人は多いはず。

しかし、「英会話ができる」人となると、とたんに少なくなります。

単語を知っていても、会話ができない原因の1つに

「発音が違うので通じない」といったケースが結構あります。

 

water は 「ウォーター」じゃない。

例えばよく聞く話ですが 「water は ウォーターとは 言わない」と言うこと。

これは私も身をもって経験をしたことがあります。

アメリカのファーストフードで水を頼んだときに、

なかなか通じなくて

後で外国人の友達に 正しい発音をみっちり教えてもらったことがあります。

ウォーター、よりも、
ウァーラ〜

という感じに近い。

(地域によっては発音の仕方も違うのでさらに厄介なのでありますが…)

 

日本の義務教育では どっちかというと、ウォーター って習いましたよね。

多くの日本人が水を見たら 「ウォーター」って言っています。

 

スペルどおりの発音をしてはいけない

 

例えば「どんな●●」という意味の「What kind of 」は

バラバラに単語を読むと「ワット」・「カインド」・「オブ」ですね。

でもひとつのフレーズになったとたん

「ワット・カインド・オブ」よりも 「わっかいんな」に近い発音になります。

実際 「わっかいんな」  で発話してみるとほんとに通じた!と言われたことが何度もあります。

例えば他にも、

What do you do? は「ワットトゥーユウドゥ」ではなくて

「わるゆドゥ?」と発音すれば本当の発音に近くなります。

 

 

「スペル」は邪魔モノ?!

この発音の誤差がなぜ生じてしまうかと言うと、

多くの人は、スペルの読み方を重視してしまうからです。

スペルを読んで、その発音の先入観に取り付かれてしまうから、

発音がなんだか違ってしまって、通じない。

スペルとか、テキスト、と言うのは 本当に邪魔だと思うのです。

 

スペルを知らない子どもほど、英語の発音がいいことってありますよね。

大人だって、耳から覚えることができれば、この間違いが少なくなるはず。

勉強する時も、いちいち英語スペルで書かなくても 聞こえたままをメモに書いておく方が良いです。

 

聞こえたままを書く、「発音カタカナ」で英語を覚えるメリット

英語を勉強していた頃の 私のノートには、カタカナがたくさん。

スペルを気にせず、聞こえたままの「発音カタカナ」を書いて覚えていました。

「発音カタカナ」を使って覚えるメリットは実はたくさんあります。

 

メリットその1:スペルを覚える時間が省ける

初心者の人ほど「このスペル何でしたか?」と

正しいスペルを覚えようとして メモを取る手が止まってしまう傾向にありますが

(試験などでない)会話を目的とした英語学習の場合には

「スペルを必要以上に気にしない」という手もあります。

そうすることで、

単語を覚えるときに いちいち、「スペルはAだっけ、Oだっけ?」などと、考えなくていいので、

サクサク勉強が進むと言う利点もあります。

メリットその2:難しい発音の単語も覚えられる

 

たとえば 新しく awkward という単語を習ったとします。

さあ、今から一週間後まで この単語を含め、ほかにも10個の語彙を覚えておいてくださいね!

と言われて、はじめてこの単語を目にした方は、

一週間後、覚えていられるでしょうか?

 

数日後目にしたら「ん?この単語・・・どう発音するんだっけ?」となって

だいたいの方は  awkward  の読み方が分からなくて

スルーしてしまうのでは と思います。

 

多くの皆さんは「発音が分からない単語はスルーしやすい・覚えない」という傾向があります。

それを防ぐためにも はじめから 「オクワード=気まずい」と読み仮名をノートに書いておけば

より記憶しやすくなりますよ!

 

メリットその3:正しい発音で記憶ができるので発音がよくなる

 

先ほどの例で言えば、読み方が分からなくて

スペルのまま読んで覚えてしまうよりも

正しい発音のカタカナをふっておいて、そちらで覚えるほうが

英語が通じやすくなりますし、

また、正しい発音に慣れておくことで 英語を聞き取りやすくもなります。

 

おわりに

多くの人は、英語を学ぶとき、必要以上にスペルを覚えることを重視してしまいます。

けれど、スペルは実は正しい発音の邪魔であることが多いのです。

スペルを読んで、その発音の先入観に取り付かれてしまうから、

通じなくなってしまうのです。

 

聞こえたままを書く、「発音カタカナ」で英語を覚えるメリットはたくさん。

ぜひ、だまされたと思って 皆さんも試してみてください!

 

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